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Q1:冷え症とは、どんな状態を言うのか?
A1:常温(室温)の状態(20分〜30分 安静時)に、手先・足先・体全体が冷たく感じる事です。外気温が低い時に、外で手先・足先が冷たく感じる状態は冷え症ではありま
せん。又、外気温・室温が高い夏季に冷えを感じるのは、冷え症(冷房病)です。
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Q2:冷え症の原因は?
A2:いろいろな体の素因に、直接的誘発が加わり、発症します。
この素因には、貧血症の人、低血圧の人、低体温の人、基礎代謝の低い人、体水分量の多い人、(当研究所のデータでは、正常値に比べ10〜15%多い)、アレルギ
ー体質の人、栄養の偏りがある人、自律神経失調症の人、婦人科疾患の有る人、体が酸化傾向に有る人、ストレスの強い人等があり、この人達に直接的な冷えるとい
う事実が加わります。“冷える”とは、以前にとても寒い状態を我慢した事や、冷たい経験をした事などをさします。
仮にこれが何回か繰り返されたとします。こうなると、体は少しの寒さに対しても過剰に反応するようになり、末梢血管をとりまいている自律神経が緊張し、毛細血管を収
縮させ、体温の放散を防ごうとします。この状態が冷えの状態です。冷え症とは、寒いということが繰り返され、それにより体が少しの寒さでも敏感に反応し、自律神経が過緊張を起こし、末梢血管を収縮させ、血行不良を起こしている状態をいいます。 最近の傾向として、次世代型冷え症やセルライト型冷え症といったタイプの冷え症が急増しています。次世代型冷え症とは、特に上半身を中心として、全身いたる所寒く感じられる冷え症です。症状としては、従来型冷え症よりも全身症状が強くあらわれます。セルライト型冷え症とは、腹部、腰部、下肢のセルライトにより、体を冷やすタイプの冷え症です。濡れた座布団を体に巻き付けられているような状態の冷え感を訴えます。このまま冷え症を放置すると、ひいては全身の臓器に影響を与え、万病の原因となります。
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Q3:冷え症は治るのか?
A3:かなりの確率(約80%)で、改善もしくは治癒します。自宅療法や、冷えのタイプ別対策グッズのみでも、多くの方が改善しています。一例をあげると、60歳代の女性で、30年来の冷え症が冷え症対策用毛糸の腹巻きの着用のみで治ったという例もあります。また、冷え症を治すと、体重が2〜3kg減少します。体の代謝がよくなり、むくみもとれて、ダイエットにも効果があります。特に下半身が痩せます。対策法を誤り、長年冷え症でお悩みになり、諦めてしまう方が多くいらっしゃいますが、しっかり対策をすれば必ず改善されると、私達は考えております。マスコミ等で、かなりいい加減な対策法を紹介している場合がありますが、行うとかえって悪化するものもあります。 (足湯、カイロの誤った貼り方、誤った対策グッズ等)
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Q4:そんなに簡単に治るのか?
A4:一番のポイントは、自分がどのタイプの冷え症なのかを理解することです。
これだけでも、十分改善する事があります。それと、自宅療法を行ったり、タイプ別対策グッズ(下着、靴下等)を使用する事です。当研究所では、メールフォームによるご相談も受け付けています。ご相談の際には、お名前、性別、年齢、都道府県、症状、冷え症歴を詳しくお書き下さい。
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Q5:来所時は何をするの?
A5:最新機器による検査を行います。体表温度、深部温度、体水分量、血流量、血管の柔軟性、自律神経機能、体のPH、脳波、セルライト、静電気等、必要項目をチェックし治療を行います。治療には、鍼灸は使用しません。冷えのタイプに合わせて20名のベテランスタッフが治療を行います。治療法は、冷え症のタイプにより異なりますが、マイナスイオン治療器を多くの場合は使用します。なお、初診は研究室にて行います。(検査を行うため)
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Q6:子宮筋腫や卵巣筋腫が治る事があるか?
A6:冷え症の人は婦人科系疾患になりやすくなります。これは下腹部のうっ血が原因でおこります。ですから下腹部の部分を対策グッズで保温する事が大切になります。当院にはこのような患者さんが多く訪れており、回復された方もいらっしゃいます。
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